【2025年最新】新形式TOEFLの特徴と変更点、IELTS・英検との比較や対策方法を徹底解説

TOEFLと他の英語試験の比較

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母語としない人が、大学や大学院など英語圏の高等教育機関への進学を目指して受験するアカデミック英語試験です。その難易度は他の試験と比べても高く、特にスピーキングでは「一人でマイクに向かって話す」形式に戸惑う受験者が多いです。

日本語話者にとって特に難しいのは、スピーキングテストです。IELTSや英検では面接官と対面で会話するのに対して、TOEFL iBTでは①コンピューターに向かって一人で話す必要があり、さらに②回答ごとの制限時間が秒単位で指定されています

試験試験形式セクションと順番評価方法試験時間
TOEFL iBT試験会場のコンピューターで実施Reading → Listening → Speaking → Writing各セクション30点満点(合計120点満点)約2時間
IELTSペーパー試験とコンピューター試験の両方実施Writing → Reading → Listening(※)(Speakingは他の3セクションの前後どちらかに実施)各セクションのスコア0〜9点(全体スコア0〜9点)2時間45分
英検ペーパー試験とコンピューター試験の両方実施Reading → Writing → Listening(Speakingは他の3セクション合格後の別日に実施)CEFRレベルで評価され、一定の得点で合格級によって25分〜1時間40分
TOEICペーパー試験のみ実施Listening → Reading各セクション450点満点(合計990点満点)120分
(※)IELTSコンピューター版はListening → Reading → Writingの順番

IELTSとの違い(スピーキング形式に注意)

まず、試験形式に関して、IELTSはペーパー試験とコンピュータ試験の両方が提供されていますが、TOEFLは基本的にコンピュータベースの試験です。そして、もっとも大きな違いはスピーキングテストの形式です。IELTSのスピーキングテストは対面で行われるため、試験官と直接対話しますが、TOEFLのスピーキングテストは録音された応答を提出する形式となっており、対面でのやり取りはありません。

評価方法については、IELTSは9バンドスコアで評価され、各セクションの平均スコアが合計点として算出されます。一方のTOEFLでは、各セクションを足して合計スコアが算出されます。

英検との違い(レベル別評価 vs 総合評価)

英検は日本国内での英語能力評価試験であり、TOEFLは国際的な試験という点で異なります。試験形式については、英検はIELTSと同様に筆記試験と面接がありますが、TOEFLはすべてコンピュータベースの試験です。

レベル設定も異なります。英検は1級から5級までのレベルがありますが、TOEFLは一つの試験で総合的な英語力を評価します。これにより、英検は段階的な進歩を測定するのに対して、TOEFLは一度に総合的な英語力を評価することが求められます。

TOEICとの違い(目的と内容がまったく異なる)

TOEICとTOEFLの主な違いはその目的にあります。TOEICは主にビジネス英語能力を測定するための試験であり、ビジネスシーンでの実用的な英語力を評価します。一方、TOEFLはアカデミックな英語力を測定する試験であり、英語圏の大学や専門機関で学ぶために必要な高度な英語スキルを評価します。

試験形式も大きく異なり、TOEICはリスニングとリーディングの2セクションのみですが、TOEFLはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションがあります。

TOEFL iBTの変更点と新形式

以前の形式新しい形式
Reading3〜4つのパッセージ読解
(各10問、計30〜40問)
2つのパッセージ読解
(各10問、計20問
Listening講義形式3〜4題(各6問)
対話形式2〜3題(各5問)
(計28〜39問)
講義形式3題(各6問)
対話形式2題(各5問)
計28問
SpeakingIndependent Task 1問
Integrated Tasks 3問(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問)
Independent Task 1問
Integrated Tasks 3問(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問)
WritingIndependent Task 1問(30分)
Integrated Task 1問(20分)
Academic Discussion Task 1問(10分)
Integrated Task 1問(20分)
全体約3時間(休憩なし)約2時間Listening後に10分休憩あり

Reading セクションの変更

  • パッセージ数の減少:以前は最大4つのパッセージが出題されていましたが、新形式では3つに減少しました。
  • 設問数の調整:パッセージ数の減少に合わせて全体の設問数が30〜40問から20問に減少しました。

Listening セクションの変更

  • 問題数の減少:リスニング問題のパッセージと設問ともに減少しました。

Speaking セクションの変更

  • 特に変更はありません。

Writing セクションの変更

  • 問題形式と所要時間の変更:従来のエッセイ形式の「Independent Task」に代わり、新形式では短い主張を書く「Academic Discussion Task」が追加されました。

TOEFL iBTの対策方法

まずは模擬テストを解くのがおすすめ

まだTOEFLを受験したことがないという場合、自分の実力を知るために模擬テストを解くことを強くおすすめします。「最初に模擬問題を解くのはもったいない」ということはありません。敵を知らずに効果的な対策をすることはできないからです。

最新の問題形式に対応した問題集(おすすめは『TOEFL iBTテスト本番模試 3訂版』)をできるかぎり早い段階で使って、時間を測って解いて自己採点してみましょう。

TOEFL iBTが難しすぎて心が折れそうな場合は

もし、模擬テストなどでReading・Listeningセクションがそれぞれ15〜20点以下の場合、TOEFLで十分なスコアをとるための基礎力が足りない可能性が高いです。TOEFL対策だけを行うことはあまりおすすめできません。

まずは英検準1級〜英検1級程度のレベルをしっかり固めた方が、長期的にはスコアアップに繋がります。
基礎がないままに上級レベルに挑戦するより、基礎から確実に語彙力・読解力・リスニング力を身につけることが重要です。

具体的に何をすればいいかわからないという方は、スポット相談でお気軽にご相談ください。現在の英語力およびスコア準備期間をもとに、具体的な学習方法や戦略についてご相談いただけます。

各セクションの対策方法

Reading セクションの対策

リーディングセクションでは、アカデミックな内容の文章読解が中心となります。日常的に英語の新聞記事や学術論文を読む習慣をつけ、主要なポイントを要約し、内容を理解する力を鍛える必要があります。

  • 速読スキルの向上:パッセージ数が減少したぶん、各パッセージの内容をより正確に深く理解する必要があります。速読スキルを鍛え、効率的に情報を把握できるようにしましょう。
  • 具体例:毎日15分間、英語の新聞やオンライン記事を読む練習をする。
  • 主要テーマの把握:各パッセージの主要なテーマやポイントを素早く見つける練習をしましょう。
  • 具体例:各パッセージの要約を自分で作成し、要点をまとめる練習をする。

Listening セクションの対策

リスニングセクションでは、講義形式の問題が増えたため、大学の講義やオンライン講義を視聴することが効果的です。

  • 講義形式のリスニング練習:アカデミックな内容のリスニングに慣れましょう。
  • 具体例:YouTubeやTED Talksで大学の講義動画を視聴し、メモを取りながら内容を理解する練習を行う。
  • メモ取りの練習:重要なポイントをメモするスキルを磨きましょう。
  • 具体例:リスニング中に聞いた内容を簡潔にメモし、後でそれをもとに内容を再現する練習を行う。

Speaking セクションの対策

スピーキングセクションでは、自分の意見を明確に述べる能力が求められます。日常的に英語で話す機会を増やし、自分の意見をまとめて端的に述べる練習をしましょう。

  • 統合型タスクの練習:読んだ記事や聞いた内容を要約し、自分の意見をまとめて話す練習をしましょう。
  • 具体例:読んだ記事や聞いた講義内容をもとに、自分の意見をまとめて話す練習をする。
  • タイムマネジメント:各タスクに割り当てられた時間を効果的に使うための練習を行いましょう。
  • 具体例:スピーキングタスクにかける時間を計りながら、秒数を意識して話す練習をする。

Writing セクションの対策

ライティングセクションでは、明確で一貫性のあるエッセイを書く能力が求められます。毎日短いエッセイを書き、英語の構成や表現方法を練習しましょう。また、コンピューターで英文をタイピングをすることにも慣れる必要があります。

  • 短いエッセイの練習:時間内に効果的な文章を書けるように練習しましょう。
  • 具体例:10分間で200字程度のエッセイを書き、短い時間で要点をまとめて書く練習を定期的に行う。
  • 構成の練習:文章の構成を考え、明確で一貫性のあるエッセイを書くスキルを向上させましょう。
  • 具体例:イントロダクション、ボディ、結論の構成を意識してエッセイを書く練習をする。

まとめ:TOEFLは「形式理解」+「演習量」が成功の鍵

TOEFLは「試験に慣れる」ことが非常に重要です。まずは模擬試験に挑戦し、今回紹介したようなセクション別練習問題を通して、少しずつスキルを積み上げていきましょう。

どこから手をつければいいか迷ったら、プロに相談するのも一つの手です。あなたに最適な学習プランで、目標スコア達成を目指しましょう!

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